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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】
[856]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/02/26(金) 00:30:24 ID:???
フライハイト「各年代の若手有力選手の情報は覚えられる限り頭の中に入れてるよ。
ブラジルのカルロス、サンタマリア……ザガロ、ネイ、トニーニョ……南米はいつでも逸材揃いだね」
松山には聞き覚えのない名前を次々並べあげられる。
フライハイトの顔つきは、どこか挑戦的な……まだ見ぬライバルとの戦いに心を躍らせてるそんな印象が見えた。
何故かその表情を目にしてると、微かな羨望と焦燥感が湧き上がるので、松山は強引に話を戻した。
松山「じゃあ頼むな。色々面倒ごと押し付けちゃって悪い!」
フライハイト「いや、気にしなくて構わない。定期的にこういう仕事をしておくのは、良い自己点検にもなるからね」
負担に思わぬよう配慮なのか、あっさりと言ってフライハイトは部屋に戻ろうとする。
松山もすぐ隣の部屋へ引き上げかけるが、歩みを縫い止める声が背後からした。
フライハイト「いつか……」
松山「……?」
フライハイト「僕は西ドイツを破った強い日本と戦いたい。
その時はチームメイトに、シュナイダー、カペロマン……シェスター、ミューラー。
日本にはツバサ、モリサキがいて……そしてマツヤマ、君をライバルとして迎えて戦いたい……!」
松山「! フライハイト……!?」
突然の吐露に衝撃を受け、振り返るが、襖が静かに閉まる音だけが廊下に残るのみで。
家に初めての客人……。
東ドイツの天才・雨の使者と呼ばれるジークムント・フライハイトを迎えての夜は静かに幕を下ろした。
松山光に、彼の歩む道と前途に一つの楔を打ち込んで。
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0ch BBS 2007-01-24