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【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】


[940]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/28(日) 21:03:38 ID:???

>>936>>939
乙感謝です! ありがたいお言葉で大分良くなりましたー


A 稗田家の蔵に行ってみる


松山は暫し考え込み……阿求の申し出に甘えて、蔵の品を一つ譲り受けたいと答えた。
どうして阿求が心を砕いてくれるのか迄は判らないが、きっと日ごろのコーチのお礼か何かだろうと松山は思った。
阿求の呼吸が緩やかに安定するまで休んでから、松山は今日は真っ直ぐ帰らず、阿求と共に稗田の屋敷へ向かう。
歩調の差から時間かかって、辺りも薄暗くなってきたところで屋敷の門前に着くと……一人の侍女が出迎えてきた。

阿求「それじゃ、ちょっと話してきますね」
松山「…………(少年 1 分間 散歩 中)」
阿求「お待たせしました。蔵には彼女が案内してくれますから」

どうやら阿求自身は、蔵には同行しないらしい。
黴や埃も天敵なのだろうと解釈、納得し……そこで松山は侍女の顔を見て、以前自分を追い返した女性だと気付いた。
あの後も話したことはあるが、いきなりの再会でどう声をかけたら良いかで考えあぐねてると……

侍女長「その節は誠に申し訳ありませんでした」

顔に現れてたのを読み取ったようで、粛々と、頭を下げられてしまう。
しどろもどろにだが、以前と同じく気にしてないと伝えると、侍女長は静かに微笑んで、蔵の方へ案内しますと告げた
広い屋敷内を歩き、蔵らしき建物が見えて……大扉までやってくると、侍女長が南京錠を外してくれた。

松山「中は暗い、種火を……よし、これで躓いたりもせず歩けるぞ」

倉庫の壷から取り出した聖なる種火の明るさに、侍女長は驚いた顔してランタンの使用を控えた。
鈍い音をたて開いた扉の中……種火で照らす松山が、侍女長の半歩先を進んで行く。
やがて、一際大きなコンテナ木箱の前で立ち止まった侍女長に呼び止められ……松山は箱の蓋をずらしてみた。



0ch BBS 2007-01-24