【導かれし者たち】キャプテン松山20【in地底】

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[990]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/03/02(火) 22:19:36 ID:???

>>989
地底から帰ってきた後にはまた大きく様変わりすると思います。
どれだけ地底の勧誘成果を上げられるかにもよりますが。

Ｄ　紫のぶんの月見うどんを作ってくる

松山は、若干の抵抗感は否定せずとも、綱引きの末に紫に手料理をふるまう事にした。
結局の所、期待をされては首を横に振れない……その結果裏切る嵌めになったり辛い目に繋がる可能性があっても。
松山は、己の性分に吐息を零した。

松山「じゃあ作ってきます。ここで待っててください」
紫「そうそう。受け入られず食いはぐれる……それはそれは残酷なことですわ」
松山「(ほんとこの人(妖怪)どこからどこまでが本気なんだろうな……)」

表面的には笑顔で底が見えず、松山が友達になろうと言ったのを、どんな腹積もりなのか快諾さえしている。
真意が全く読めないだの、様々な事に中立過ぎて熱意が窺えないだの、善悪の基準が他者と一線を画すだの……。
癖のある人物たちを扱う事の難しさを痛感しながら、松山はいつも先頭を歩いてた彼の姿を瞼の裏に浮かべる。

松山「(森崎……よく、まぁ、反発分子や変り種あれだけいるチームを上手くまとめてられたよな)」

彼の実力以外はとんと認めてこなかった松山だが……
奇抜なアイデアを産む奔放さ。非情にも卑怯にも徹する事ができる精神力。たゆまぬ克己心。
それらひっくるめて森崎の卓抜したリーダーシップを形成してたのなら、自分のこそ盲目だったのだろうかと疑問になる。

松山「(変わり者を上手く纏める……もっと森崎の遣り方を見て、学ぶべきだったかもな……。さて早速作るか！)」

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0ch BBS 2007-01-24