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【妖精は皆】幻想のポイズン27【ライバルなんだよ】


[256]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/14(日) 17:59:01 ID:???
結局、明日の試合もあるという事でこの後数十分ボールを蹴っただけで三杉は練習を終了。
その表情には思い切り練習が出来るという事に対する嬉しさとまだ反町には届かないという悔しさが混ざり合ったようなものが浮かんでおり。
パチュリーは荒く息を吐く三杉に、体を冷やさないようにとタオルをかけながらアドバイスを送る。

パチュリー「まだ積極性を出せていない面があるわ。
      力をセーブしてしまう癖でもついているのかもしれないけれど……これからは思い切りの良さも出していかないといけないわよ」
三杉「ああ……わかっている」

そして、そんな二人を見守る影が一つ。
紅魔館の内部、テラスから月光を浴びながら紅茶を嗜みながらその光景を見守るは……。
この館の主、レミリア=スカーレットである。

レミリア(パチュリーがあれだけ熱心になるなんてね……確かに、美鈴よりはマシな動きをする……。
     タイプもパチュリーに近い……人間にしてはマシな部類だが……)

それでも自分にはまだ届かない、と言い聞かせる。
しかし、まさかそれだけで三杉の事を片付けるつもりもまた無いレミリア。
あの本を読むのが何よりも好きというパチュリーが三杉に物を教えている。
それはつまり、それだけの面白さがそこには存在するという事である。

目を細め……レミリアは自身の横に佇む従者――咲夜にこっそりと視線を向けた。
咲夜はその視線に気づいているのかいないのか、特に反応をする事もなくその場に立ち尽くしている。

レミリア(そうね、確かに人間の中にも面白い者はいる。
     ……もっとも、あの三杉はともかくとして。 スキマ達が言っていた彼がその部類に入るかはまだわからないが……)
レミリア「それを確かめる為の明日、という訳ね」
咲夜「は?」
レミリア「咲夜……明日の試合、手加減をしたら承知しないわよ。 余興とはいえ、俄然やる気が出てきた」

                               六十一日目 火曜日 終了

※早めの時間に寝たので反町のガッツが回復しました。 460/760→760/760


0ch BBS 2007-01-24