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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
[727]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/02/28(日) 00:59:56 ID:Kzd2pHXI
雪村「――早くしないとハーフタイムが終わっちゃうよ? もう結論は出ているんだから、さっさと次に行こうよ」
比良山「え?」
比良山が、信じがたいとでもいうように目を丸くする。
雪村「これだけの人が反対しているんだから、もう決まりでしょ? 交代の発表とかまだ終わってないし、時間の無駄は避けよう」
早瀬「な、何言ってるんだよ、お前!? 雪村、お前は大前と友達じゃなかったのかよ!?」
早瀬がどなり声を上げた――ようだと大前は感じた。
何だか、周りの空気に現実感が無い。
全てが遠い世界で、雪村の声だけがヤケに明瞭に聞こえた。
雪村「早瀬先輩、僕は友達だからこそ許せないものがあるって思うな。
確かに僕が作ったチャンスが不意になったのはムッとしたけど、それは後になれば許せることだった。
けど、サッカーで皆に迷惑をかけて、キャプテンが反省の場を用意してくれたのに、まだ出たいっていうのはイケないと思う」
早瀬「お、おい?」
雪村「先輩。僕、初めて大前君と会った時に、思ったんですよ。
あの日、学校のグラウンドで暗くなってた大前君を見て、
『ああ、サッカーが好きなのに、このチームでやってく自信が無くて、それであんなに悲しそうなんだなあ』って」
早瀬「……ああ、あの日のことか」
それには早瀬も立ち会っていた。
雪村「けど、上手くなったはずの大前君の今日のプレイを見ていて、違うんじゃないかなあって思っちゃいました。
あの日、グラウンドで大前君が悲しそうにしていた理由は、単に『自分より強い選手がたくさんいたから』なんじゃないかなって。
大前君はひょっとして、サッカーが好きなんじゃなくて、サッカーが強い自分を好きなんじゃないかなって」
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0ch BBS 2007-01-24