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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】
[821]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/02(火) 22:21:01 ID:UqPbtwhE
早瀬「だろう? 俺らが強いのはここら一帯だけの話。全国に出りゃあ――十把一絡げのどこにでもあるサッカー部だ。
たとえるなら、そうだな、ファミコンにドラクエってゲームがあるだろ。ちょっと前に、ニュースでやってたよな?
あのシリーズ最新作を買うのに行列ができたってヤツ。やったことあるか?」
大前「この前、落田に借りましたよ。……練習試合の後で、やっぱり返せって言われましたけど」
早瀬「そりゃ悪いことを思い出させちまったな。――でな、初心者がアレをやるとな、最初はスイスイ進むんだわ。
序盤は簡単なんだよな。それですごくいい気分になる。自分の分身がスライムだのアリクイだの雑魚を蹴散らして、気分は爽快。
けど、話が進んで次の舞台に行くと――レベルが足りなくて、そこいらの雑魚敵にも勝てなくなる。あんな感じだ」
大前「つまり、ウチのチームは全国で戦えるレベルにない、ってことですか? けど、そんなの信じられませんよ。
小豆沢さんなんか、めちゃめちゃ上手いじゃないですか」
早瀬「まあ、そう言うと思ったよ。そこでまたドラクエのたとえなんだがな」
大前「またですか」
そんなにドラクエが好きなんだろうか。
早瀬「まあ聞け。仮にウチのチームをドラクエのパーティ――主人公一味にたとえるとする。
勇者あずきざわとその愉快な仲間達だ。想像してみろ」
大前「ドラクエじゃ、勇者の名前は四文字までだったような――」
早瀬「細かいな、オイ。たとえなんだから聞き流せ。まあ、本題前の口上だから、結論から言うぞ。
……ウチのチームはな、言うなれば勇者だけが強いパーティと同じなんだ。
ライデインを憶えてるくらいレベルの高い勇者と、さまようよろいを狩るのが精々なのに『自分は強い』って勘違いしてる連中。
なまじ優秀なリーダーがいて、その上辺りに自分より強い敵がいないから、大部分の連中は自分たちは強いって思い上がってる。
そんな状態さ」
大前「そ、そんな、ことは」
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0ch BBS 2007-01-24