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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】


[944]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/07(日) 01:42:03 ID:???
落田「ど、どさくさに紛れて末松にまで! うわ〜ん、俺を慰めてくれよマネージャ〜!」

菱野「きゃあ!? そ、そんなことを言われても困りますっ」

両手を広げて迫る落田を、スコアブックを盾に防ぐ菱野。

渡会(噂じゃ、だいぶ前に振られたって聞いたのに、落田も懲りないな)

国岡(ちっ。せっかくヘボGKをからかって憂さを晴らしてやろうと思ったのに、馬鹿に水を差されて興醒めだぜ……。
って、そういや格好の標的がいたっけ。けけけっ……)

一旦は白けた表情で矛を収め掛けた国岡だが、すぐに目先を変えて舌舐めずりをする。

国岡「そういやあ、さっきから一言も喋ってねえよな、お前。なあ、大前くんよぉ?」

大前「(こいつ、最近は絡んでこないと思ってたのに……)……何か用かよ?」

国岡の粘着質な口調からくる苛立ちと不快感、それをこらえながら返事をする。
練習試合で失態を演じ、チームメイトから信頼を失った大前。
彼もまた、ベンチに入ることさえ出来ずに、観客席に座ることを余儀なくされていた。

国岡「いやあ、いるかいないかも分からなかったんで、ちょっと確認に呼んでみただけさ。
居た堪れなくって、勝手に帰っちゃったかもしれないかも……な〜んて、ちょっと心配になったからよ」

大前「(相変わらず、嫌味ったらしいヤツだ……くそっ、ここは我慢我慢)そうかい。意外と仲間思いなんだな」

腹立ちを抑え、軽く皮肉を言う程度にとどめる。
だが、大前の対応がその程度にとどまるだろうことは、国岡にも分かっていたことだった。

国岡「(これくらいは堪える、とは思ってたぜ。けどな――)そうだよ、仲間思いなんだ。俺って。
だからさ、お前も話の輪にくらいは入れてやろうと思ってな。……どうだよ、みんな!」


0ch BBS 2007-01-24