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1- レス

【新たなる】南葛vs幻想9【戦い】


[127]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/26(金) 03:09:01 ID:???
>>126
うへへ。
----------------------

紫「ふふ…。それにしても」
                 ス     キ     マ
ぐぁん、と目の前に【びっしりと目の付いた、黒いモニター】の様な空間を開く。
そこに映るは、人里チームが優勝候補筆頭であったチーム。
【紅魔ルナダイアルズ】を粉砕する光景、映像であった。

それは決して華やかな勝利ではなかった。
むしろ、お互いが泥塗れになって足掻き合うかの様な―――壮絶な食い付き合い。 省19

[128]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/26(金) 03:10:49 ID:???
スキマ妖怪。
一にして全、全にして個。

何の体系にも属さぬ単にして群の妖怪である。
彼女の趣味は、【スキマ覗き】。何時どんな所へも、好きな様に干渉出来るうる
彼女のみが持つ力を使った、他者見物である。

その力を使って、今は人里の選手が次々と映し出される【スキマ】を眺めていた。
特に強く見た者は、三人。

山森 正吾。
神に愛されたかのような運を盾に、鬼神の様に成長する小さな怪物。

藤原 妹紅。 省8

[129]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/26(金) 03:14:29 ID:???
紫「とても愉快だわ。
  どれも自分の身の上を越えた者に成った、成ってしまった者。
  それぞれがどう進むのか…とてもとても、愉しみ」

パン、と無造作に扇子を開く。
その扇子の下には、まるで望んでいた物を与えられた童の様な笑みを。

紫「その越えてしまった者達を一挙に抱えた、
  人里を根城にするなんて事の無い筈だった草サッカーチームが…
  本当の意味で、サッカー集団と化けそうにもある」

ニィィ…と。口元は伺えぬが、目だけでも解る加虐的な笑み。
省7

[130]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/26(金) 03:16:01 ID:???
紫「…説教臭くなってしまいましたか。
  それでは、本題と参りましょう…包み隠さず、森崎 有三に関してです」

扇子を閉じ、真一文字に振り抜く。
と同時に、紫の正面に薄い光の壁が出来上がる。

紫「液晶てれびじょん…なるものでしたか。
  理解できぬ科学は魔法に等しく、理解できる魔法は科学に等しく」

しゅ、しゅっ。
まるで弘法が操る筆の如く、流麗な文字が描かれて行く。

紫「ふふ…久々ですが、上手く行ったようです」
省4

[131]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/26(金) 03:17:12 ID:???
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か
・自らの成長は出来たか否か
・自らの仲間の成長を促せたか否か
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か

紫「明日は、これら一つ一つについて纏めましょう…
  今宵はここまで、これが全てです」

[132]森崎名無しさん:2010/02/26(金) 03:20:45 ID:???
おぉ盛り上がりそうだ
乙ですー

[133]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/28(日) 01:52:24 ID:???
紫「Zzz...」

すやすや、と舞台の上に布団を敷きぐっすりと寝ている女性。
波打つ金糸の様な髪は艶やかに広がり、その寝顔は傾国を体現したかのような美貌。

―――八雲 紫である。

紫「ハッ!いけないいけない、グッスリと寝ていたわ…
  それでは、話を始めましょう…まずは、第一項目」

片手に持った扇子で、

               【幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか】

の項目に触れると、その項目が仄かに光りだした。
省1

[134]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/28(日) 02:00:12 ID:???
紫「人間と妖怪が、その身体的能力の差はあるにしても…」

モニターには、光線が飛び交いGKやDFが塵の様に吹き飛ぶ
以前の幻想郷におけるサッカーが映されていた。

紫「人が編み出す【技】によってその差を埋められるルールに
  変えられた、この【サッカー】において…」

映像が変わり、画面には森崎がオーバーラップする映像が映されていた。

以前のルールならば、容易く止められていたであろう森崎のドリブル。 省10

[135]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/28(日) 02:05:40 ID:???
紫「その点で言えば…各勢力の従者クラスが揃っているチームを
  全く注目されていない人間主体のチームで破り、かつ自分たちがそれを倒したのは…
  大きい、とても大きいわ。20点満点中、20点をあげちゃいましょう」

モニターにさらりと数字を書き込む。
それだけで合計点数が下に出現する。

紫「正直思いもしなかったわ。
  内心、15点が最高得点だと思っていたのだけれど…森崎 有三、やり手ねえ」

・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか・・・20点 省8

[136]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/28(日) 02:07:16 ID:???
紫「さてさて…次は。

    【幻想の住人との交流が上手く行ったか否か】」

先程と同じく、文字を浮かび上がらせる。

紫「……これに関しては、もっと能動的にと言いたいわねぇ。
  受動的な出来事での対応は決して悪くなかったけど、
  能動的にあまり動かなかったのは頂けないわ。それと、もう一つ…
  注文をつけるとすれば、今の状態だと【仲がいい相手と悪い相手の差が激しい】のが心配かしら?
  その辺りを減点して……」
省11

[137]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU :2010/02/28(日) 02:11:26 ID:???
紫「でもでも、及第点ではあるのよ?
  むしろよく頑張った方……それ以上になりたいなら、能動的にと言うことですわ」

目を細め、まるで自らの孫を見るかのような目で語る紫。

紫「さて、お次は…

         【自らの成長は出来たか否か】

  …これはわかりやすいわねぇ、8点…と言った所でしょうか」

・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか…20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か…12点
・自らの成長は出来たか否か…8点 省12


0ch BBS 2007-01-24