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【新たなる】南葛vs幻想9【戦い】
[130]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:16:01 ID:???
紫「…説教臭くなってしまいましたか。
それでは、本題と参りましょう…包み隠さず、森崎 有三に関してです」
扇子を閉じ、真一文字に振り抜く。
と同時に、紫の正面に薄い光の壁が出来上がる。
紫「液晶てれびじょん…なるものでしたか。
理解できぬ科学は魔法に等しく、理解できる魔法は科学に等しく」
しゅ、しゅっ。
まるで弘法が操る筆の如く、流麗な文字が描かれて行く。
紫「ふふ…久々ですが、上手く行ったようです」
省4
[131]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/26(金) 03:17:12 ID:???
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か
・自らの成長は出来たか否か
・自らの仲間の成長を促せたか否か
・自らの仲間達との交流が上手く行ったか否か
紫「明日は、これら一つ一つについて纏めましょう…
今宵はここまで、これが全てです」
[132]森崎名無しさん:2010/02/26(金) 03:20:45 ID:???
おぉ盛り上がりそうだ
乙ですー
[133]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 01:52:24 ID:???
紫「Zzz...」
すやすや、と舞台の上に布団を敷きぐっすりと寝ている女性。
波打つ金糸の様な髪は艶やかに広がり、その寝顔は傾国を体現したかのような美貌。
―――八雲 紫である。
紫「ハッ!いけないいけない、グッスリと寝ていたわ…
それでは、話を始めましょう…まずは、第一項目」
片手に持った扇子で、
【幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか】
の項目に触れると、その項目が仄かに光りだした。
省1
[134]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:00:12 ID:???
紫「人間と妖怪が、その身体的能力の差はあるにしても…」
モニターには、光線が飛び交いGKやDFが塵の様に吹き飛ぶ
以前の幻想郷におけるサッカーが映されていた。
紫「人が編み出す【技】によってその差を埋められるルールに
変えられた、この【サッカー】において…」
映像が変わり、画面には森崎がオーバーラップする映像が映されていた。
以前のルールならば、容易く止められていたであろう森崎のドリブル。
省10
[135]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:05:40 ID:???
紫「その点で言えば…各勢力の従者クラスが揃っているチームを
全く注目されていない人間主体のチームで破り、かつ自分たちがそれを倒したのは…
大きい、とても大きいわ。20点満点中、20点をあげちゃいましょう」
モニターにさらりと数字を書き込む。
それだけで合計点数が下に出現する。
紫「正直思いもしなかったわ。
内心、15点が最高得点だと思っていたのだけれど…森崎 有三、やり手ねえ」
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか・・・20点
省8
[136]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:07:16 ID:???
紫「さてさて…次は。
【幻想の住人との交流が上手く行ったか否か】」
先程と同じく、文字を浮かび上がらせる。
紫「……これに関しては、もっと能動的にと言いたいわねぇ。
受動的な出来事での対応は決して悪くなかったけど、
能動的にあまり動かなかったのは頂けないわ。それと、もう一つ…
注文をつけるとすれば、今の状態だと【仲がいい相手と悪い相手の差が激しい】のが心配かしら?
その辺りを減点して……」
省11
[137]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:11:26 ID:???
紫「でもでも、及第点ではあるのよ?
むしろよく頑張った方……それ以上になりたいなら、能動的にと言うことですわ」
目を細め、まるで自らの孫を見るかのような目で語る紫。
紫「さて、お次は…
【自らの成長は出来たか否か】
…これはわかりやすいわねぇ、8点…と言った所でしょうか」
・幻想郷のサッカー界をいかに変えられたか…20点
・幻想の住人との交流が上手く行ったか否か…12点
・自らの成長は出来たか否か…8点
省12
[138]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:18:25 ID:???
出来の悪い子を叱る様な調子。
まるで一定の貌を保たない様は、万華鏡の様であった。
紫「しかし、今の森崎 有三のシュートに対する強さは…
その独特のセービングを含めば、幻想郷でも屈指と言っていいでしょう…
当然、私には及ばない訳ではありますが。
安心しなさいな。貴方には、見えるだけでも3つの道がある。
どの道を行くにしろ、相応の力と―――苦難を得るでしょう」
ニィッ…と。
今度は稀代の極悪人の様な顔へ。
省5
[139]南葛vs幻想 ◆W.No10nvrU
:2010/02/28(日) 02:25:49 ID:???
紫「さて…次は。
【自らの仲間の成長を促せたか否か】
これはちょっと説明が必要でしょうか……
この項目は【南葛選手】のみで採点するわ。……今は袂を分けている、
大空 翼…彼らの成長も、ここに関わるのよ」
とんとっ、と服装を正しつつ優しげに語り掛ける。
声色まで異なり、同一人物には聞こえない。
紫「これも…【もっと能動的に】と言いたいわね。
でも、山森 正吾…彼の成長に関しては、目を掛けただけあって恐ろしいわ。
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0ch BBS 2007-01-24