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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】
[190]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/02/22(月) 17:42:34 ID:???
パチュリーが友の為に動こうとしていた頃、観客席にいた反町を知る者たちはといえば……。
熱狂しているという訳でもなく、ただただ、困惑をしたかのように静まり返っていた。
それもまた致し方ない。
反町の達成した偉業――キックオフでいきなりゴールを決めるというものは、それ程までに凄まじいものだったのだ。
穣子「……本当に、入っちゃった」
大妖精「チチチチチチチチ、チルノちゃんチルノちゃん! チル、チルノちゃーん!?」
レティ「落ち着いて、大ちゃん。 大丈夫、チルノはまだ大丈夫よ……」
ヒューイ(へへへ、流石人間! チルノの奴を吹っ飛ばしてゴールだ!)
サンタナ(ざまあないわ! 人間や私達こそが最強なのよ! ふっふっふ、いい気味ね!)
静葉(にとりのブロックでも止まらないなんて……本当に、とんでもないわね)
リリーW「しゃ、洒落になってないですよ〜……」
リリーB(……フュージョンを使っても、FWでは使われないかなぁ、このままだと)
橙(ゆ、紫様でも止められるかにゃ……これ……)
穣子も、まさか本当にこうも簡単に決まるとは思っていなかったのだろう。
口をあんぐりと開けて呆然と見守っており、大妖精は吹き飛ばされたチルノを見てぶくぶくと泡を吹き出しつつ。
レティはそれを抑えながら、やはり困惑したような目でフィールドを見つめる。
ヒューイとサンタナはチルノが見るも無惨な形で吹っ飛んだとあり喜び。
静葉はただただ反町のシュートに感嘆したように溜息を吐きつつ。
リリー二人は果たしてこんな人のいるチームで出番はあるのかと首を傾げる。
橙に至っては、主人の主人である紫――幻想郷最強のGKである紫が、果たしてこれを止められただろうかと疑問視さえしていた。
それぞれ考えている事などは違うが、共通して感じていた事はたった一つ。
ヒューイ、サンタナといった者達を除いたこの場にいる全員が感じていたもの……。
それは、反町と自分達とはまるっきりレベルが違いすぎるというものだった。
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0ch BBS 2007-01-24