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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】
[348]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/02/26(金) 16:48:53 ID:???
スパナが弾かれると同時、しかし、それと同じくしてボールもまた停止。
しっかりとにとりの足元に勢いを殺して降り立ち、それをにとりはキープ。
瞬間、フィールド上の誰もがシンと静まり返り何があったのかと目を丸くして驚くが……。
それもまたしばらくすると、ぽつぽつと観客席からは声援があふれ出し……。
それらは少しずつ大きくなり、にとりへと一斉に降り注ぐのだった。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ジョン「なっ、なっ、なっ、なんという事だァァァァァッ!!
反町選手のポイゾナスドライブッ! 完全に決まったかと思われる程の威力のものが……!
しかしっ! しかし、にとり選手が完璧にブロックをしてしまったァァァ!!
正に鉄壁の名に恥じないシュートブロックッ! お値段以上の活躍だァァッ!!」
観客「うおおおお!? と、止めた! 止めやがった!!」「キューカンバーッ!!」
にとり(3回中1回止めた……か。 負け越しだね……でも、全敗しなくてよかったよ)
反町(くそっ、蹴り損ないとはいえブロックされたか……もう体力も無い。 ハットトリックは厳しいかな……)
魔理沙(おいおいおいおい……なんだよ、このにとりの堅さは。 ……マグレじゃない、よな?)
霊夢(こりゃ永遠亭と戦って無失点だったってのも納得できるわ。 永琳一人だけじゃ抜けないわよ。
うどんげじゃお話にすらならないでしょうしね)
観客達の声援を聞きながら、にとりはほっと安堵するような溜息をつき……。
反町は頭をかきながら、自身の失態を恥じるようにしてにとりに対して苦笑いを送った。
一方、そんな二人を唖然とした表情で見つめていたのは魔理沙。
そして、なにやら頷きながら納得するようにして二人を見ていたのは霊夢の二人である。
二人にしてみれば、まず反町のシュートからして驚くべきような威力を秘めていたのだ。
それだけでも驚くべき事なのに、それをとめるようなDFがいるという時点で再び驚く。
反町のシュートは、間違いなく幻想郷トップクラス――否、トップかもしれない程の威力なのだ。
それを、蹴り損ないのものとはいえ、しっかりとブロックしたという事実については驚かざるを得ない。
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0ch BBS 2007-01-24