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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】
[352]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/02/26(金) 17:34:51 ID:???
>心バキ折れお嬢様→ ハート9 =パチュリー「レミィ、そこまでよ!」 パチュリー、ようやく友人のピンチにかけつけた!
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フィールドでレミリアが一人ボールを持ち佇んでいた頃。
ようやくパチュリーと小悪魔は目的の"人物"を紅魔館から連れ出す事に成功。
その"人物"を霧の湖スタジアム、美鈴の松観客席へと連れてようやく帰り着いていた。
パチュリー「ひゅう……ひゅう……」
美鈴「パ、パチュリー様!? だ、大丈夫ですか!?」
全力で飛び回った為か、持病の喘息が顔を出し呼吸を荒げるパチュリー。
思わず美鈴はパチュリーの背中を摩りつつ、大丈夫かと声をかけるが……。
パチュリーはそれを手で制しつつ、フィールドへと視線を向ける。
そこにいたのは、見るも無惨な友人の姿。
未だに立ち直れていない友人に対し、怒りも少し覚えるのだが……。
それでも背後に立っていた"人物"の肩に手を置き、呼吸がどうにか整ってから口を開いた。
パチュリー「ひゅう……さ、さぁ……後は任せたわ。 今のレミィが再び牙を取り戻すには、あなたの力が必要よ」
美鈴「あなた……って!? ちょっ、パチュリー様!?」
パチュリー「大丈夫、大丈夫よ……この子ももう、以前に比べて大分情緒が安定してきた。
これだけの大観衆の前でも……大丈夫、そうでしょう?」
パチュリーの影に隠れていたその"人物"を見た瞬間、美鈴は目を丸くして驚くのだが……。
それに対してパチュリーは大丈夫だと自分にも言い聞かせるように呟き。
その人物――金色の髪をし、七色の羽を持った少女の背中を押して、前に立たせた。
少女はパチュリーの問いに、にこりと笑みを浮かべ……。
跳ね回るようにして観客席の前列に向かうとその小さな口を目一杯に開け、大きく叫ぶのだった。
フラン「お姉さまーっ! 頑張ってー!!」
少女の名は、フランドール=スカーレット。
レミリア=スカーレットの唯一の肉親である、妹である。
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0ch BBS 2007-01-24