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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】
[666]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/03/01(月) 19:28:20 ID:???
紫「どうぞ奥に入って頂戴な、お二人とも。 ……こちらははじめまして、だったわね」
三杉「はじめまして、三杉淳です。 ……八雲紫さん、ですね? お噂はかねがね」
紫「ええ、そうですわ。 どうぞよろしく」
思いがけないところで思いがけない人と出会った事で一瞬、反町の頭はフリーズ。
しかし、三杉はまるで動じた様子が無く……。
初対面の紫と優雅に挨拶を交わし、それに対して紫も律儀に答える。
しばらくすると反町もようやく冷静になり……紫も試合を見ていたのだろうと解釈。
固まっていた体を動かし、よろよろと不恰好ながら三杉の横へと並び立ち……そのまま紫に促され、豪華な椅子に着席をする。
反町「ゆ、紫さんが俺達を呼び出したんですか?」
紫「ええ、そうよ。 お二人にとっても大事なお話があったものだから……」
三杉「反町だけじゃなく、僕にとっても……ですか?」
紫「ええ……お二人も試合が終わって疲れているでしょうから、単刀直入に申し上げましょう」
三杉と反町の前に紅茶の入ったカップを差し出しつつ。
片手に持った扇子を振り空中で何かを斬るような動作をする紫。
そうした瞬間、空間になにやら亀裂のようなものが走り思わず三杉はピクリと体を反応させて目を丸くして驚くのだが……。
反町としては、既に何度か見ていた事なのでまだ熱い紅茶をフーフーせず飲んで喉を焼きそうになる程度の被害で済んだ。
……反町の方が狼狽してるじゃないか、という突っ込みは野暮である。
反町(あちゃちゃ!?)
三杉(……相変わらず無茶苦茶な能力を持った者が多い世界だ。 今更なのかもしれないけれど……)
思わず舌を出して苦い顔をする反町に、話は聞いていたがと頭を抱える三杉。
それらを見てくすりと笑いながら紫はスキマの中から4着の服を取り出し……それらを反町達の目の前に出し、口を開いた。
紫「全日本Jrユースに戻るか、それとも全幻想郷メンバーとして戦うか。 選んで頂戴、お二人さん」
反町「へ……えぇ!?」
三杉「……全、幻想郷?」
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0ch BBS 2007-01-24