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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】


[681]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/01(月) 21:43:29 ID:???
三杉「……なら、悪いけれど僕はお断りをさせてもらうよ」
反町「え!?」

紫の話を聞き、頷きつつ……しかし、三杉はきっぱりと言い切り。
テーブルに置かれた、全日本Jrユース――背番号14番のユニフォームを手に取る。

三杉「……悪いが、僕はそこまでこの幻想郷に思いいれというものはない。
   それに、出来る事ならこの世界と戦ってみたいしね……」
紫「……そう、残念ね」
三杉(どうだか……この様子だと、ある程度予想はしていたみたいだけどね)

三杉に断られたというのに、まるで表情を崩さない紫。
そんな紫の様子を見て、三杉は内心で紫を厄介な相手だと判断しつつ……しかし、微笑を浮かべたままである。
そして……反町は、そんな三杉をただ呆然と見続けていた。

反町「三杉……お前は、帰るのか?」
三杉「ああ、言った通りこの世界にあまり思い入れは無い……。
   それに、選択肢は二つしかないんだろう? なら、ここはこの選択をするしかないさ」

肩を竦めながら、当然だろうと言いたげに呟く三杉。
一方で、紫は顎に手を当てながら反町の様子を観察しつつ口を開く。

紫「反町君、あなたにとっては酷く難しい選択でしょうね……。
  でも、あまり悲観的に考えないで頂戴」
反町「………………」
紫「どちらを選んでも、やる事は変わらない。 目指すことは、たった一つ。
  ここで選択するのは、周りの状況、そして立ち位置をどうするかという事……。
  何より……あなたの物語はこれで終わらない」
反町「……え?」
紫「あなたが望むのなら……全ては今生の別れでもなく、新たな発展に繋がるでしょう。
  そして、それはあなたにとってもよ?」
三杉「……ああ、わかっているさ。 まだ僕は、彼女の技術を全て吸収出来ていないからね」


0ch BBS 2007-01-24