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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】


[69]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/02/21(日) 17:24:39 ID:???
二人が行おうとしている事は、二人のスタミナを多大に消費させるような行為。
既に早苗ですらスタミナが限界近くになっているというのに、ここで霊夢、魔理沙に倒れられては勝利は絶望的。
だからこそ、ここで"あれ"を使うのは悪手だと咲夜は指摘をする。

魔理沙「ごちゃごちゃうるさいな……ならどうするってんだ。 残り5分流すのか?
    後半は相手ボールで開始なんだ、出来ればこのキックオフで点を取りたいだろ」
咲夜「そうね……例えば、私がシュートを打つとか」
霊夢「例の霧の湖シュート?」
咲夜「そ、そうよ」
魔理沙「無理だ無理無理。 雑魚相手ならともかく、あれじゃ入りもしねぇだろ」

例え長距離だろうと関係なくゴールを奪える咲夜の得意とする地を這うロングシュート――霧の湖シュート。
確かにそのシュートも凄まじい威力を持っているが、しかし、威力は決してべらぼうに高いと言えるものでもなく。
レミリアのマスターオブレッドサンや魔理沙と霊夢がこれから打とうとするシュートに比べれば威力は数段落ちる。
それならばさとりに届くかどうかすらも怪しいと魔理沙が指摘をすると、咲夜は小さく歯噛みをしたが……。
すぐに顔を上げると、瀟洒な笑みを浮かべながら……反町へと視線を向けて口を開いた。

咲夜「もしくは、そこの反町に打たせるかね。キックオフで」
反町「えっ!?」
霊夢「ふぅん……」
咲夜「彼のシュートなら、満更無理でも無いんじゃない?」

少なくとも、"あれ"を使うよりはリスクが少ないわと笑いながら呟く咲夜。
それを聞いて魔理沙は苦虫を潰したかのような表情を浮かべるが……小さく舌打ちをした後。
反町に対して挑戦的な目を向け、どうするんだと問いかけてくる。

魔理沙「自信あるか? お前のシュートで同点に出来るような」
反町「そ、それは……」
反町(前半は残り5分。 ここでもし打って失敗したらその時点で前半は終了するだろうな……。
   つまり、チャンスは一回きり。 どうしよう……)


0ch BBS 2007-01-24