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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】


[825]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/02(火) 21:17:20 ID:???
こうしてリグルが自滅をしてしまっていた頃。
一方で、妖精1の部屋ではにとりが妖精1の様子を見にやってきていた。
この部屋に来た当初、妖精1は何かまた幽香の件であったのかと身構えたのだが……。
にとりはそうではないと手を振って軽やかに笑いつつ、適当な場所へと腰掛け妖精1と相対する。

にとり(はてさて、反町に言われてやってきたがどうしたもんか……。
    うーん、パッと見はいつもと同じに見えるけどねぇ……)
妖精1(何かしら……? 急に来るなんて、何考えてんの?)

妖精1の様子がおかしいとは言われたものの、いつもと同じようにしか見えないと唸るにとりに……。
師匠(仮)であるにとりが幽香問題とも関係ないのに来たという事、それ自体が異常だと考え眉を顰める妖精1。
二人の心の間には、目には見えない壁が出来ているようだった。
しばらくお互い黙っていたのだが……こうしていても仕方が無い、と判断したか。
にとりはひとまず、単刀直入に妖精1に対して現状に不満は無いのかと問いただす事にした。

妖精1「現状に、不満?」
にとり「うん、今の状況に不満……例えばこれが嫌だとかアレが嫌だとか、そういうのはあるかい?
    無いとは思うけどさ」

お前は賢い子だから、試合に出れないでも腐らない……。
技は目で見て覚え、しっかりと自身の糧に出来ているだろうと思いつつ自信たっぷりに頷きながら聞くにとり。
一方で妖精1は、その言葉を聞いた瞬間に竹林カップ決勝でただベンチにいるしかなかった自身を思い出し。
カッ、と全身が熱くなりかけるのだが……。


0ch BBS 2007-01-24