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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】


[876]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/04(木) 15:50:32 ID:???
にとり「なら、お願いだよ。 私にもう一度、お前を鍛えさせてくれ。
    お前にはDFとしての才覚が間違いなくある……私はそこに可能性を見たんだ。
    お前なら、間違いなくこのチームに必要不可欠なDFになってくれる」
妖精1「………………」
妹紅「それは私も同じ思いだよ。 お前は自分を卑下するけど、お前はそこまで駄目な奴じゃない。
   鍛えるのは私も手伝う、一緒に頑張ろう……。 頑張ろうって言われるのが嫌いみたいだけど、私は言うよ。
   一緒に頑張ろう!」

地面に額を擦らんばかりの勢いで頭を下げるにとりに、握りこぶしを作りながら熱く吼える妹紅。
それらを見て、妖精1は一瞬、心が突き動かされそうになるも……すぐに視線を外して、首を横に振る。
にとりと妹紅の言葉は、確かに魅力的であり……今まで見てもらえなかったとふて腐れる心を抑えて。
今度こそちゃんと育ててもらいたいと妖精1も思うのだが……。
それは、現実的に考えて無理だろうという思いもまたわきあがる。

妖精1「そんなの……だって……あの人間が許す筈が無いもん……」
妹紅「反町が?」
妖精1「あいつは自分の好きな奴が活躍するのが好きなんだよ……コーチだって自分の好きな奴にしかしないし。
    だから、そんなの許す筈無い……」

サンタナやヒューイといった者達はコーチを今まで散々されているというのに。
自分やチルノやリリー達といった者達はまるで教えられていないから、と呟く妖精1。
思いがけず出てきた人物の名ににとりは頬をかき、妹紅はきょとんとするが……。
それでもすぐに気を取り直し、その口を開く。

妹紅「そんな事無いよ! あいつは皆仲良くしようって考えなんだから、誰かをえこひいきなんてするはずないさ!
   大丈夫、ちゃんと話せばわかってくれるよ!」
妖精1「でも、仲良くって言ったって……あいつがチルノとかと話してる所見た事無いわよ……」
にとり「……反町の考えに関してはよくわからないよ。 だけど、あいつも私の大切な盟友だ。
    大丈夫、妖精1。 信じてくれないかもしれないけれど、私がちゃんと話をつける」
妖精1「………………」


0ch BBS 2007-01-24