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【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】


[892]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/05(金) 17:12:10 ID:???
こうしてにとりが明日からの妖精1の鍛え方について頭を悩ませていた頃。
今日のオールスター戦を見て、行って思い悩む少女達がいた。
一組は、このチームの看板ともなっているオータムシスターズ――穣子と静葉。

穣子「このまんまじゃお話にならないわよ、姉さん」
静葉「ええ、わかっているわ穣子……」
穣子「実際問題、前回の大会じゃ私も前までみたいに完全にボールをカット出来る事は少なかったし……。
   姉さんだって、守備力の欠如を言われて決勝にも出られなかったでしね……」

オータムスカイズ設立当初から、それなりには活躍をしてきた秋姉妹。
だが、今となってはそれも昔。
メディスンの急成長により静葉の立場は危ぶまれており、穣子にしてもレギュラーに定着しているという訳ではない。
どちらも瀬戸際ギリギリ、崖っぷちの立場なのである。

静葉「私達も今日見たツインシュートのようなものが打てれば何か違ったのかもしれないけれど……」
穣子「言ってもしゃあないわ。 とにかく、レギュラーから外されないように明日の朝にでもトコトン練習しましょ。
   ……このまんまじゃ、反町達におんぶにだっこ状態よ」
静葉「そうね……」

自分達の名が冠にある以上は、最低限役に立てるだけの技量を身につけ。
そして、レギュラーに定着をし活躍をしなければ神様のプライドが許さない。
二人は手をがっしりと握り合い……明日の朝に練習をして。
せめて、少しでもオータムスカイズトップ組に並び立てるようにしようと誓い合うのだった。

静葉「……それに、トップ下を返してもらうには私の実力の向上は必要不可欠でしょうしね」
穣子「姉さん、まだトップ下に拘ってんの? 守備もフィジカルも弱い、シュートも出来ない姉さんじゃ無理でしょうに……」
静葉「いいじゃない、目指すだけならタダよ穣子」


0ch BBS 2007-01-24