【自由人と】キャプテン霧雨43【苦労人たち】

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[732]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/03/02(火) 19:30:55 ID:???
決定した途端、静かにざわめき始めるフランスチーム。
それも当然。フランス全員がピエールを支持すれば、最低でも同点。
ということは、フランス内に魔理沙の支持者がいるということである。
その事実は、騒ぎを起こすのに充分なものだった。

フェレーリ「ちきしょう！どいつが裏切りや……」

ピエール「やめろ！」

ドゴール「ぴ、ピエール…！？く、悔しくないのか！？」

ピエール「悔しいさ。けれど、これは公平な勝負だ。それはみんなにもわかっているだろう。
　　　　　　俺たちと助っ人たちの持ち票の落差をなくし、対等の土俵で戦った。
　　　　　　そして、そのルールを提案したのは誰だった？」

フェレーリ「！」

そう。ルール改定に声を上げたのは魔理沙だった。
そのことを思い出し、騒ぎの声は次第に小さくなっていく。

魔理沙「（おお…………なるほど。欲しかったのはこういう空気か）」

そして、ピエールの行動に一番得心したのは魔理沙だった。
永琳の言葉を今になって思い返し、こういうことだったのかと深く頷く。
敵…ライバルであったはずのピエールが味方となり、鎮火に回ってくれているのだ。

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0ch BBS 2007-01-24