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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[247]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/18(木) 23:26:50 ID:TgR3hYQS
こんな筈ではなかった。
超モリサキを圧倒した翼に勝った時、彼は確かに超モリサキと言う過去の呪縛を完全に切り払った筈だったのだ。
実際にこの試合の前半までは上手く行っていた。先制点を早い段階で奪い試合を優位に進めていたのだ。
終了間際には日向と三杉にたて続けにシュートされて崩れてしまったが、これに関して彼を責められる者は居ないだろう。
だが後半から全てがおかしくなった。
PKと言う彼にはどうしようもない不運な出来事で失点したのはまだ良い。
味方フィールダー達が悉く失態を重ね、有利だった筈の中盤を制され、得点チャンスをフイにし続けたのは
完全に計算外だったが、それでも彼が鉄壁の守りを維持すればなんとかなっていたかも知れない範囲だ。
しかし3点目はどうにも言い訳のしようがなかった。絶対にやってはいけないダメ押し点を
日向との真っ向勝負で与えてしまったのだ。この瞬間味方の怠慢が敗因ではなくなってしまった。
若林「(どうしてこうなった…!どうしてこうなった…!)」
中里、岬、早田などの絶好調ぶりが試合展開に与えた影響が大きかったかも知れない。
前線に頼れるFWが居ると言う意味で全日本の方がチームバランスが良かったのかも知れない。
この試合を分析する評論家達はそう言った要素に注目するだろう。
だがどんな理屈を持ってしても彼の3失点を超モリサキの1失点よりも小さくする事は出来ない。
この試合だけでは超モリサキ>若林と断定するには早いと主張する者は出てくるかも知れないが、
少なくとも若林を超モリサキより高く評価する者など現れはしないだろう。
若林「(俺は…俺は森崎を蹴落としたんじゃなかったのか…また森崎に負けると言うのか…!!)」
最早ほんの僅かとなった試合時間と限りなく100%に近くなった敗北の気配に飲み込まれ、
若林は今まで押さえ込んでいた絶望と恐怖の渦に人知れず捕らわれていた。
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0ch BBS 2007-01-24