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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[316]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/03/22(月) 17:10:20 ID:ShjjSqVH
そのまま二人は甘酸っぱい会話に勤しみ、時に笑いを交わし時に顔を赤らめ
三年ぶりの二人きりの時間を楽しむ。今ここに居るのは翼と早苗とサッカーボールだけだった。
翼「南葛少と言えば、あの頃の皆は今どうしている?学とか」
早苗「皆受験したり就職活動をしたり様々だわ。小田くんみたいに実家の稼業を継いだ人も居るし」
翼「そうか…もうサッカーしていないのかな?」
早苗「大学でもやるって言っているのは南葛高に進んだ長野くんと岩見くんだけね。
大川くんも高校ではサッカーをやっていなかったし、4月からは普通のサラリーマンよ」
翼「ううん、長野と岩見だけなのか…日本にプロリーグがあれば皆も
プロ選手になれたかも知れないのに(世界には通用しないだろうけど)」
早苗「そうね。今の所は翼くんみたいに海外でプロになるしかないみたい」
翼「…そうだね。日本にプロリーグが出来るにはまだ数年かかるらしいよ。
日本サッカー協会の人に聞いた話では水面下で色々進めているらしいけど…」
早苗「(………あら?)」
翼「…?どうかしたの、早苗ちゃん?」
早苗「え?い、いえ、なんでもないわ(翼くんだったらブラジルのプロリーグがどれだけ素晴らしいか
凄い勢いで話し始めると思ったのに…なんだか顔が曇っている?)」
だが二人の青春丸出しの語らいは徐々に明るくなくなっていった。
話題が現実的になってきたせいもあるが、それ以上に何故か
翼の顔から微笑みが徐々に消え早苗がそれに違和感を感じ始めたのだ。
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