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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[460]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/04/04(日) 18:09:27 ID:hsT78phF
葵「くそう、くそう、くそう!こんなの悔しすぎるよーっ!」
中里「無念どころではない…無様にも程がある…」
早田「クソッタレがーっ!今まで何をやってきたんだ俺は!」
次藤「…またじゃ。また、世界相手に何も出来んかった…」
中山「(ウジウジ悩んでいた結果がこれだ!何が森崎の力になりたいだ!)」
若島津「(昔と同じだった。俺はキーパーとしては世界を獲れない…)」
ベンチに戻る彼らの表情は惨めとしか言いようが無かった。過酷な現実に夢を打ち砕かれた
若者の顔はどんな芸術家でも描き表せないであろう程の悲哀に満ちており、
特にキャプテンマークを汚れた手で握り締める松山の顔は雨と涙と泥でぐしゃぐしゃになっていた。
松山「監督…皆…すみません!」
見上「…お前一人のせいではない」
松山「分かっています…でも、でも、こんなの!」
三杉「…オランダユースは僕たちより圧倒的に強かった…それ以上でもそれ以下でも無いさ」
松山「くそっ…!」
泣き濡れた松山と淡々と語る三杉の視線が自然とフィールドの逆側にあるオランダベンチに向かう。
距離がありすぎて会話は聞こえる筈も無かったが、彼らの明るく爽やかな雰囲気はとても忌々しい光景だった。
さして難しくもない仕事を予定通りに終えたからこれから祝杯でも上げよう…そんな表情だった。
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0ch BBS 2007-01-24