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【真・東洋の】キャプテン森崎36【守護神】
[532]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/04/11(日) 06:40:04 ID:cyJJtQ7+
〜若島津〜
風変わりな特訓に励んだ者が少なくない全日本ユース候補者の中でも若島津健は
オランダ戦の直後に一際際立つ程大胆な、そして褒められた物では無い手段に出ていた。
ドタッ!
若堂流師範「そ、そこまで!」
若島津「……………」
なんと彼は自分の父と兄が経営する空手道場若堂流に道場破りを挑んでいた。
サッカーに現を抜かし空手をおろそかにしていた次男が日本代表になったは良いが
上手くいかないので自棄を起こして戻ってきた…道場内の誰もがそう思い真剣に取り合おうとせず、
言葉で分からないのなら拳で分からせようと門下生達が彼に襲い掛かった。
だが若島津は勝ち続けた。門下生達を蹴散らし、師である父を乗り越え、
更にその父に勝ち免許皆伝された実の兄ですら死闘の末に倒してしまった。
若堂流師範「見事だ…お前の勝ちだ。看板を持っていくが良い…」
若堂流師範はこれを痛みと共に喜んだ。どうせ負けるのなら自分の道を継いでくれる者に負けたい。
この願いを空手を捨てたと思っていた次男が修羅となり果たしてくれたのだ。
かつて彼は若島津が兄とは別の道場の主となり兄弟で競い合って欲しいと願っていた。
叶わないと諦めていた願いが叶うのなら看板を一時的に奪われるのもやぶさかではない。
しかし若島津は父の万感の思いを込めた視線を受け止めようとせず、
冷え切った笑みを浮かべながら何やら汚れた布を荷物から取り出し看板に巻きつけた。
若堂流師範「健…?どうした?」
若島津「……………」
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0ch BBS 2007-01-24