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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】


[375]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/13(土) 21:44:10 ID:???

飲兵衛達『ドワアアアアアアアアアアァァァァァァァッッ!!!!!!』

松山「ひょっ!? な、ななな何だ!?」                            「何々!?」

途端、雷鳴がつんざくように上がった歓声。出所はやはり宴の渦中、萃香のいる場所から。
リュカにそこそこ挨拶し、駆け寄って見ると。
萃香と、レンガを重ね合わせたみたいな巨躯のモンスターとでいつ始められたか腕相撲決勝戦の最中だった。

松山「(端っこでオンオン泣いてるのは……負けたのか泣き上戸なだけなのか? う〜ん……)」

どちらがより怪力かは気になったが、喧騒に疲れてる気分でもあり……松山は辺りを一人で歩き出した。
そういえばシャンハイもいない。探すと、宴の中でも片付けに勤しんでいた。
仕事に励んでるのに呼ぶ気も起こらず、松山は一人で、橋の取り払われた縦穴の前に立った。
底知れない深さの穴を間近で見ると、恐怖心が募るが、明日にはここに飛び込まなくてはならない。 自分を励ます。
気を紛らわせるのにちょっとした悪戯心が湧き、足元の小石を拾った。 右腕振り上げて、投げ込もうとした時。
視線を感じた。見られてる悪寒が脳髄を直撃した。

松山「――誰か、いる?」                                              「! へ〜」

疑念が浮かんだ。 誰かにまじまじと観察されてる……声も姿も空気も気配も存在もないのに、そう思えた。
もしかすれば紫がどこかにいるのではと、注意深く周囲に意識を向けるが……
スキマどころか兆候さえなく、過敏すぎたかと松山は失笑して、再び穴に向き直った。

松山「ちょっと酒に付き合いすぎたかな?
    せ〜ので投げ込もう。 せ〜〜〜〜の……」                            「(にまっ)」



0ch BBS 2007-01-24