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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[378]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/03/14(日) 01:10:02 ID:???
こいし投げ込む松山 → クラブQ
スペード・クラブ→ ???「ばぁっ!!」
全くの不意打ちだった。
小石を投じる際に生じる力みの瞬間。 松山は、完璧な不意打ちというものを体験した。
???「ばぁっっ!!!」
松山「ひょうぉわあああああああああああっっっ!!!?」
まるで意識も向けられず、心の準備もできなかった。
つんのめり、たたらを踏み……もう少し驚きが強ければあわや転落という事態にも繋がったろう。
慄然とする間もなく、おなかを抱えて笑う明るい笑い声に振り返ると、そこに見た覚えのない少女がいた。
見つめ合う瞳には、はちきれんばかりの好奇心。発想をそのまま実行に移す無邪気さ……残酷さ。
触り心地がよさそうな淡い緑色の髪。 黒い帽子。 青く絡みつく何か、その中心に閉じた瞳のようなアクセサリ。
強烈に存在を意識した……と思ったら、在りえぬことに、そこには誰の姿も無かった。
全身どっと冷たいのか熱いのか分からぬ汗が流れて、松山は動けずに虚空を凝視した。
松山「(見間違い? ……酔いが生んだ虚像? 地底で管理されてるっていう怨霊?
……どれも違う気がする。 存在感ていうか息遣いが感じたし、生気もあった……と思う)」
今驚かされたことへの鬱憤を、少女の正体看破で晴らそうと、しきりに首を捻り頭を働かせながら穴から離れる。
松山は気付けない。 無意識の領域で遊ぶ少女は、ずっとそこに、今も佇んでることに。
唸る風に、そっとお気に入りの帽子が飛ばないよう両手で押さえて……収まると、思い出した風に笑顔が弾ける。
???「あっはは〜。今の驚いた顔、お姉ちゃん達にも見せたかったなぁ!
い〜やい〜や。 こんな奥深くまでやってきた人間なんて珍しいし、楽しいこと私が独り占めしちゃおう!」
そしてその日の夜……。
就寝した松山は、最初ははしゃぎ遊ぶ少女のイメージに苛まれた。
また眠り濃く見る夢は、自分の枕元にご先祖様が立つ夢……とても夢見が悪く終始魘され続けたという。
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0ch BBS 2007-01-24