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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[464]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/03/17(水) 17:34:01 ID:???
それが魔理沙の結論だとして、それ以上冷静でいられなかった。
魔理沙は包み隠さず本音を述べて、機嫌の悪さも見当たらなくなっていた。逆に松山は、内心で混乱し、荒れた。
松山「(俺が……縮こまってる!? キャプテンの器じゃないだと!?
違う! そんなことない筈だ……!
紅魔カップでだって優勝できた……それに俺はふらの中を率いて全国大会ベスト4まで駒を進めた!
当時の俺と、今の俺とでは違うところがあるとでも言うのか!? ……そうなのか!?)」
もし。もし魔理沙の発言を認めるなら……。
即ち幻想郷にやってきた時点で、松山光には抜け落ちて取り返しのきかない『失ったモノ』がある、という事になる。
それが過去の痛みから端を発してるなら……。
奮闘しながら、ベスト4という結果を残しながら、応援してくれてた観客達に詰られたあの時からだろうか?
それとも……? 続けて浮かんだ考えは、『彼女』の、失意と恨みを含んだ悲しげな顔をも同時に浮かび上がらせた。
ズキリと、――軋んだ胸の痛み――で、思考は強制的に中断するより他なくなった。
松山「ぐ……違う、俺は……俺は……!」
魔理沙「(……まぁ、そうは言っても気にかかるところはあるんだがな。
霊夢の奴がどうして光のチームに参加してるかだ。多少也とも光のことを気に入ってるてのもあるだろうが。
それだけじゃない。あいつは気持ちとか情に必要以上に左右される奴じゃなし。
つまるところ、光のチームに加入するのが正道と本能で感じているんだ……だとすれば……)
ふん、しかし相棒といっても霊夢は霊夢。 私は私だ。 そういうわけで私から同盟も破棄させてもらうぜ」
その言葉には、久しく忘れていた強い痛みと疼きに耐えるに手一杯だった松山も、意識を傾けざるを得なかった。
ここで魔理沙を引き止めなくてはと思うが、奥歯は噛み合わさるばかり。 口を開くことができなかった。
そうしてる間にも、もう既に魔理沙は箒を手にし、窓に向かって歩く。その時、部屋の扉を開いて誰かが……?
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0ch BBS 2007-01-24