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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】


[532]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/18(木) 00:43:00 ID:???

リュカ「松山君。顔を上げて」

責めるでも咎めるでもない、むしろ優しげなリュカの声音に驚いた。
たった今、大事な杖を窃盗紛いに持っていかれたばかりというのに、リュカには松山に気を配る様子さえ見えた。
善良で温厚な人とは思ってたが……余りにも
もしや今の状況を理解してないのではと思った、松山の心配そうな視線の意味に気付いて、リュカは言葉を足した。

リュカ「あっ、突然すぎて驚いたよ! けどあの子、霧雨さんも、目を見てたら真剣だって解ったからね……。
    とはいえ、困った事態には違いないか。ドラゴンの杖は安心して預けられる人の手に渡さないと……。
    こうなったらボクも、幻想郷へ戻らないとならないな。 その難題を出題したお姫様に会いにね」

どうやら、ドラゴンの杖にリュカはさほど未練らしきものは持ってない様子で……。
それでも託すに足る人物か見定める必要はあると言って、窓に向けて指笛を吹いた。
すぐに、松山が目にしてない黄色のクチバシに幻想的な青色の鳥が飛来して、窓縁に止まった。
リュカが、その鳥に持たせてた立派な鞘に収められた剣を受け取り、自らの腰に提げた。
ドラゴンの杖の代わりがこの剣しかなく、ロケット同様に肌身離さず持ってた唯一の武器なんだとリュカは話した。



0ch BBS 2007-01-24