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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】


[56]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/04(木) 22:35:40 ID:???

度々、うっかり失言もしてたが、基本的に隠してたのはきっと、松山が驚く顔を待ち望んでたのかもしれない。
ズルした様に良心が疼く松山に、紫はその件の鬼の情報……四天王・星熊の情報を知ってる範疇で聞かせてくれた。
語られる怪力乱神。天蓋を割る伊吹萃香と対等の力を持つ鬼神。
姿形、サッカーでどれ程出来るか、ポジションはどこかなどについては、松山自身の目で確かめるしかないが……。
事前に情報を知れたことは、もし松山に星熊という鬼を勧誘するつもりがあるなら、その際にきっと役立つ筈。
が、ちょっと松山の気持ちは重たくなった。

松山「(うぅん……知ってしまったわけだけど、黙ってるって嘘になるのかなぁ。う〜ん)」
紫「お悩みの最中だけれど、地底に向かう際に私から忠告があるのだけれど」

声の調子を変えて、紫は真剣味をもたせた言葉遣いで、次のことを話した。
地底には……何か途轍もない巨大な何かがいるのを感知したということ。
間違っても、その気配を察したなら近寄らないこと。寝た子は起こしてはならないとゆめ気をつけなさいと紫は話す。

松山「??? よくわかんないけど、危険な場所に近づきさえしなければいいんですか?」
紫「えぇその通り。
  まぁ、そちらは、ああ見えて抜け目ない白黒や、萃香もいるから彼女達の話に耳を傾けてれば回避できるわ。
  さて、長らく語ったけれど……そろそろ発つ時間かしら?」

松山は、言われてすぐ懐中時計の時間を確かめた。
午前11時を回っている。確かにそろそろ向かわねばならない頃合だ。
しかし松山は中座し立ち上がりかけて……紫に呼び止められてしまう。
オンオフを切り替えたように、八雲紫は友人としての顔から、大妖怪の顔に早変わりしていた。

紫「今日私が出向いたのは見送りもあるけれど、もう一つあります。
  地底に向かう前に、訊いておかねばならないこと。以前の問い。
  松山光。貴方はどうして幻想郷でスーパーシューティングプレイヤーを目指すのですか?」
松山「……! それは……!?」



0ch BBS 2007-01-24