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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】


[582]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/20(土) 00:44:39 ID:???

こいしが姿を消したその後。松山も鼻血のこともあって部屋で休むと申し出た。
しかしながら、昼夜もなく、暁闇に包まれてる地底の旧都の宿屋で、久しぶりに再会した鬼二人……。
萃香と勇儀は、松山が寝るため部屋に戻った後でも、酒瓶を空けながら、話に花を咲かせていた。

勇儀「あの坊やの為に鳶工をねぇ……」
萃香「変かい?」
勇儀「随分入れ込んでるのが不思議だとは思うね。……萃香の手前、言わんでおいたけどさ。
    ありゃちょっと大人しすぎる。 肉食というより草食。 受け身になって後手を踏むタイプと見たね。
萃香がさ、肩入れする理由はあるのかい?」

萃香は答える前に、酔った熱を少し冷ますように目を閉じた。また開いて。

萃香「……あいつは私の同胞だから。 理由なんてそれだけで十分十分」

二回ほど頷き、えへんと威張って言った萃香を見て、勇儀もまた「うんうん」と目を細めて頷いた。
彼女は黙ったまんま、萃香の額と自分の額に手を当てる。萃香がむくれた声を出した。

萃香「熱なんてないってば〜」
勇儀「そうかそうか。ささ気付けに一献」
萃香「正気を失ってもいないよ。 あ、お酒はちょーだいね」



0ch BBS 2007-01-24