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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】
[583]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/03/20(土) 00:46:22 ID:???
勇儀が引っ込めるより先に、萃香はグラスを引っ手繰った。
喉奥に流し込むまで待ってから……勇儀が内心では首を捻りながら、口火を切る。
勇儀「鬼は強いものの代名詞。 あの坊主がその字背負えるてのかい? 眼鏡違いに思えるが……」
萃香「さっき初めて……地底で光と会った勇儀には分からんのも仕方ないか……。
まー、今は幻想郷の連中でも"松山光のことを識ってる"のは私含めても三人だろうよ。
直に思い出すのさ。 忘れた者も、見限った者も、見誤った者も、松山光の存在を……古の記憶からね」
勇儀「へぇ……萃香がそこまで買うタマか」
勇儀の呟きに答るえより先に、卓上に這わせた萃香の五指が、テーブルにキシキシと軋みの音を上げさせた。
萃香「うん。私はあいつを買ってるのさ。
外でも幻想郷でも、ほんに多くを失った光が、鬼の力と、地底の力を萃めてどこまで飛べるか。
直接対決して確かめるつもりだよ。もし私に勝てたら、そん時は私が、何としても、光を最強まで辿り着かせる!」
萃香が決然と言い放った。 その目に意地にも似た強い感情を見て、勇儀は僅かに目を瞠った。
勇儀「……いいだろう。萃香にそこまで言わせる奴なら、私も楽しみになってきたよ」
ガラン、と最後の酒瓶を床に転がして、勇儀もまた静かにゆっくりとだが、沸々と戦意を燃やして気炎を上げた。
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0ch BBS 2007-01-24