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【こちら松山】キャプテン松山21【地底に潜入した】


[842]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/26(金) 16:41:28 ID:???

魔物使いさんの身辺 →  JOKER
JOKER→ アーサー「実はリュカ様、一夫多妻制の国の王様でして」



最初はまともに話が進んだ。
少しばかりリュカ本人が聞いたらどんな顔するかって褒め殺す部分もあったが……
モンスター達からは崇拝の域に達してるのだから仕方ないのだろう。松山も理解して口を挟まなかった。
そしてアーサーの話が、リュカの結婚騒動(シャンハイがぐいっと身を乗り出した)に及んだ辺りで……

アーサー「実はリュカ様、一夫多妻制の国の王様でして」
松山「なぬ?」

さすがにこちらには口を挟まずとはいかなかった。

松山「王様!? (不思議なカリスマはある人だと思ってたけど……) や、待て。それより一夫多妻てことは?)」
アーサー「はい。順を追って話しましょう。
      リュカ様は旅の途中、人生の岐路である花嫁選びに直面して、大変お悩みになられました。
      再会した幼馴染は、奴隷だらけの神殿でも、天空の楽園に変えるほど、お美しく成長されてた。
      しかしお父君の遺言に従い、伝説の盾は得なくてはならず。しかも富豪の令嬢は大層な器量良し。
      動転してもおられたんでしょうな。 花嫁の父親や、扉越しに耳そばだててたおばさんに求婚したりも。
      盾だけ頂いて独身貴族だぜヒャッハー!
との路線も潰えた辺りで、リュカ様は心労の余りついに痛ましくも屋敷の書斎に引き篭もりました。
      そこで見つけたのです! 自分が一夫多妻制の国グラ○バニア王の正当な後継者である証拠を!
      有名なベストセラー作・『逆に考えるんだ!』もお読みになり、誰もが傷つかぬ選択を可能としました!
      両手に花なリュカ様の晴れ姿にむせび泣いてる吟遊詩人はいたよーな気もしますがねわっはっは」



0ch BBS 2007-01-24