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【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】


[590]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/13(土) 18:34:14 ID:???
キクリの言葉にあからさまに狼狽する魔理沙を、キクリは可笑しそうに笑みながら見つめ……。
コンガラは肩を竦めつつ、霊夢に向き直り挑発的な目を送る。
その目は語っている「先代の巫女――博麗靈夢ならばこの急造チームでも優勝させることが出来る」と。
それを見た瞬間、霊夢の体内には珍しくもカッと熱い血が沸き起こり……。
霊夢はコンガラに睨みを返しつつ、視線を外すと不意に口笛を吹く。
瞬間、突如池の周囲にあった岩らしきものが動き出し……うどんげ達がギョッとする中。
のそりのそりと霊夢の元へと歩み寄り、その首を伸ばして大きな欠伸をするのだった。

霊夢「玄爺、あんたも手伝いなさい」
玄爺「この老いぼれの力がまた必要なのですかな……?」
霊夢「また? ……耄碌したんじゃないでしょうね、よく私の顔を見なさいよ」
玄爺「お? ……おお、これはこれは、霊夢様ですか。 これは失敬しました、いや、若い頃の靈夢様と瓜二つで……」

ドゴォッ!

その岩らしきもの――巨大な亀の名は、玄爺。
彼もまた、かつて先代の巫女――博麗靈夢に所縁のあるものである。
代々の博麗の巫女に仕える玄爺の主な役目とは、巫女が移動をする際に空を飛び移動手段となる事。
しかしながら霊夢は自身で空を飛ぶ事が可能な為にこの玄爺を放ったらかしにしており交流も殆どなく……。
玄爺にとっては誰かの手伝いといえば、先代の博麗の巫女の事だったから間違えたのも無理ない事。
だが、その間違いが霊夢にとっては許されないことだったのか。
玄爺が瓜二つと言った瞬間、霊夢は鬼のような形相をしながら近くにあった岩を大きく蹴り池に沈める。
因みに、その岩にぶつかって板尾神も同じく沈んでいったのだが……。
一同はそんな事よりも様子が変わった霊夢に注目し、固唾を飲んで見守り……。
霊夢はただ一言、搾り出すように言葉を吐いた。

霊夢「ふん……いいじゃない、やってやるわ。 優勝してやりゃいいんでしょう、優勝してやりゃあ」
うどんげ(こっ……こわああああ!?)
てゐ(チームの選択を間違えた予感うさ……)


0ch BBS 2007-01-24