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【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】


[664]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 18:46:59 ID:???
妖精1「……たァァァッ!!」
妹紅「えええっ!?」
にとり「!! や、やった!!」

その妖精1が見せた隙は、昨日の河童とのパスワークで見せたフェイントの応用。
妖精1はあえて気を抜いた素振りを見せる事により妹紅のコースを限定し。
それを見計らい、瞬間的に強く大地を蹴って切り返しをし妹紅の足元からボールを奪い取る。
妹紅はまさか自分が妖精1の術中に嵌っていたとは思っていなかったのか呆気に取られ。
にとりは妖精1の見せたディフェンスに思わず狂気し大きくガッツポーズを取る。

そう、にとりが妖精1に見た才能とは――にとりやチルノといったシュートを止めるというブロック技術ではない。
彼女の才能とは、もっと限定的なもの―― 一対一のディフェンスに、極度に強いというものである。
他の妖精に比べて思考能力が高く、我慢強い妖精1。
ボールを持った強敵にも果敢に挑める強い精神力と彼我の実力差を冷静に分析出来る能力は一対一だからこそ発揮され。
その華奢な体ではブロックなどは出来ないものの、素早いジャンプによりクリアー能力。
そして、鋭くは無いものの計算されたボールカットの技術は天下一品。
何よりも、最初は文句を言いっぱなしだったこの練習でも練習さえ始めれば懸命に取り組み集中できた事は。
即ち、一対一の際に一番大事な集中力があるからこそである。

にとり「や、やったよ妖精1! やっぱりお前は私が思った通りにマンツーマンディフェンスの申し子だ!」

思わず興奮のあまりに諸手を振って喜び、ボールを奪取した妖精1を抱きしめるにとり。
妖精1は逆に目を白黒させて困惑するも……。
満更でも無さそうに頬を染めつつ、しかし、やはり恥ずかしいのかにとりを押しやり小さく息を吐く。

にとり「自分でも実感するだろう? 才能が開花したっていうのがさ!」
妖精1「……うん」


0ch BBS 2007-01-24