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【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】


[705]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/14(日) 22:15:20 ID:???
飛び立とうとした寸前、萃香に腕を捕まれ大きく悲鳴を上げながら力なく項垂れる。
山道の途中で会った時から嫌な予感はしていたんだとばかりに顔を悲痛に染める文に……。
萃香はたった一言、お前もチームに入りなと笑顔で告げる。
縦社会の妖怪の山において、鬼の言葉は何よりも絶対な命令である。
当然ながら一介の烏天狗である文が断れる筈もなく……眉を八の字にしながらも文はえへらえへらと笑い。
萃香の機嫌を損ねないようにしながら、頷くより他に無いのだった。

文(あややや……これだから鬼は苦手なのよねぇ。 今回も外から記事を書くのに集中したかったのになぁ)
萃香「はっはっは、お前も最近はサッカーはしていなかったみたいだからねぇ。
   どうだいどうだい、久しぶりに体を動かせるとあって嬉しいだろう?」
文「ええ、ええ、そりゃもう勿論ですとも。 全力でお手伝いをさせていただきますよ〜、えへへ」
萃香「そうかいそうかい、うん、期待してるよ〜」
西尾?「よくわからんが、何だか次は勝てそうな気がしてきたのう」
天子「この私がいる時点でこのチームが勝つのは確定的に明らか。
   あまりの恐ろしさに出場を取りやめる奴は本能的に長寿タイプ」

冷や汗を流しながら萃香に愛想笑いを浮かべる文に、それをわかっているのかわかっていないのか。
上機嫌な様子で文の肩をばんばんとたたきながら酒を呷る萃香。
それらを見つめながら、早苗は不意に萃香に小さく耳打ちをする。

早苗「……早速ですが、明日からでも練習に参加してもらえますか?
   …………どちらがゴールを守るのか、決めなければなりません」
萃香「……私に勝つ自信があるなら、別にいいよ?」

加入する事になった萃香も、このチームのキャプテンである早苗もポジションはGK。
当然ながらどちらが正ゴールキーパーになるのか、大会前には決めておかなければならない。
幻想郷最強のキーパーと謳われる萃香はあくまでも余裕の笑みを浮かべるのだが……。
それでも、早苗は決して気後れした様子は見せず。むしろこちらも笑みを浮かべながら、呟くのだった。

早苗「あなたに勝たなくては反町君のシュートも止められませんからね。 ですから、勿論、自信はありますよ」


0ch BBS 2007-01-24