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【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】


[855]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/16(火) 20:51:02 ID:???
にとりが見出していた、妖精1のDFとしての才能。
それはにとりが考えていたよりも、ずっと早く開花し、ずっと凄まじいレベルの高さであった。
にとりが呟くと、妖精1は……にとりの服を掴みながら、小さく小刻みに震えつつ、その瞳に涙を浮かべる。
正直な話、妖精1はまるでにとりの事を信じてはいなかった。
勝手に自分に才能があるとホラを吹き、今まで全然見てくれていなかったのだ。
ここに来たのだって、駄目で元々という思いが多分にある。

妖精1(でも……本当だった……)

妖精1がにとりに自身の思いを告げてから、にとりは妖精1を一番に考えてくれるようになった。
厳しく、スパルタな特訓も全ては妖精1を鍛え上げるが為。
そして、ただただ基礎的な能力を鍛えるだけではなく。にとりは妖精1が胸を張ってフィールドに立てるだけの、必殺の武器を与えてくれた。
にとりはそれが妖精1の才能だと言っているが、これを見つけてくれたのは他ならぬにとり。
そして、ここまで付き合ってくれた妹紅のお陰である。

妖精1「うっ……うえぇ……」
にとり「おいおい、泣くんじゃないよ。 まだ試合に出て、活躍をしたって訳じゃないんだ。 その涙は、その時まで取っておくんだ」
妖精1「うっ……うっ、うん……」
妹紅「よかったなぁ、妖精1! 強力なFW……MFがいるチームと戦う時は、きっとお前のその力が役に立つよ!
   反町だってきっと使ってくれる筈さ!」

にとりにぎゅっと抱きしめられ、妹紅に頭を撫でられながら、にとりの胸に顔を埋めて何度も何度も頷く妖精1。
まだ全ての特訓が終わったという訳ではない。まだ明日にも練習は残っている。
しかし、今日この日の特訓によりにとりの想定していた妖精1の才能の開花は全て完了をした。
かつてはまるでレギュラーを取れるレベルではなかった妖精1も、この特訓により。
確定とはいえなかろうと、レギュラー争いに名を連ねる事は出来る筈である。
照れ臭そうに笑うにとりの胸に抱かれながら、妖精1はそのまましばらくしがみ付き……。
ここまで付き合ってくれたにとりに、涙を拭いながらも明るい笑顔で言うのだった。

妖精1「ありがとう……お師匠……」

※にとりと妖精1の関係 にとり→(師弟?)←妖精1 が にとり→(師弟)←妖精1 になりました。


0ch BBS 2007-01-24