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【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】


[910]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/18(木) 15:59:36 ID:???
>訪問者は誰?→ ダイヤ7 =ノックをしていたのは穣子だった!
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反町「あれ? ……穣子?」

廊下に立っていたのは、秋穣子。
しかしながら、反町はその穣子を見て一瞬本当に穣子なのだろうかと疑ってしまう。
いつもの穣子は、その高いテンションと明るい性格で周囲を明るくさせるような女性。
だが、今の穣子はそんな面影はなく……どこか陰鬱した雰囲気を纏っていた。
反町は不審に思いながらも、とりあえず中に入れと穣子を促し……。
穣子はそれに小さく頷き、俯きながら反町の後に静々とついて部屋の中に入る。
いつもならば部屋の中に飾り気の無い事を文句言ったりする所なのだが……。
そういった素振りも全く見せず、穣子は適当な場所に座り……反町もまた布団の上に座ると、一体どうしたのかと問いかける。

反町「どうしたんだ、穣子? 何か話があるんだろ?」
穣子「……ねぇ、反町。 前に言った事、覚えてる?」
反町「ん?」
穣子「姉さん達が幽香に対して反発しようとしてた時……私とリグルとレティが揃ってあんたに話しをした時。
   私は、何があってもあんたについていくって……あんたの味方をするって言ったわよね?」
反町「……ああ、勿論覚えているぞ」

静葉やにとり達が幽香に対して強い反発心を持ち、それが危険だと穣子達が知らせたあの時。
穣子は確かに、反町に対して何が何でもついていく……味方をすると約束をした。
結局、チームは分解する事なく今現在もこうして存続しているのだが……。
それでも、あの時の反町にとってはあの言葉は何に変えても嬉しく頼もしく感じられたものだった。
反町が覚えていると呟くと、穣子は少しだけ恥ずかしそうにはにかみ……。
しかし、すぐにその表情を悲哀の色に染め上げ……搾り出すように、口を開いた。

穣子「……ごめんね、反町」
反町「え?」
穣子「悪いけれど、撤回させてその言葉……。 私はもう、あなたの力になれない……」

                                             TO BE CONTINUED


0ch BBS 2007-01-24