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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】


[263]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/12(金) 00:33:46 ID:TXV8tP+6
大前「大丈夫。痛いのには慣れている方だし、俺も男だからね。我慢できるさ」

菱野「――っ」

途端、菱野は顔を赤くして黙り込んだ。

大前「? 菱野さん?」

菱野(わ、私、男の人の手を握って――そ、それも大前さんの手を、こんなに力を入れて、ギュって!?
そ、そう言えば私、お、お、男の人の手に触れたのは初めてですわ。大前さん、逞しくて素敵……じゃありませんわ!!
今は傷の手当てが先決です。それに、大前さんとはタオルで汗をお拭きしたこともあったではありませんか。
今更、手を握ったくらい――ああ、でもよく考えたら、嫁入り前の娘が殿方の汗を拭くのって、とても大胆な行いだったのでは?
それに今も直に手から温もりが伝わってきて気が遠く――)

大前「――菱野さん?」

菱野「ひゃ、ひゃいっ!?」

様子がおかしいので声を掛けると、素っ頓狂な返事が飛んできた。

大前「なんか気がそぞろだったみたいだったけど……やっぱり、走ってきたから疲れた? それとも、血は苦手とか?」

菱野「そ、そんなことは、ない、ですわよ?」

あからさまに挙動不審だった。

大前「そ、そう。ならいいんだけど」

菱野「(すぅー……はぁー……)では手当てを続けますわ」

深呼吸をして、なんとか冷静さを取り戻した菱野。
その後、つつがなくトゲを抜いて消毒とテーピングを施してくれた。


0ch BBS 2007-01-24