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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[526]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/17(水) 00:08:23 ID:2QeLakXg
>>B.「あそこに貸しボート屋さんがあるな。行ってみようか?」
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大前「(といっても、海で出来て運動の苦手な女の子でも喜べるものか……お?)あれは、貸しボートかな?」
菱野「ああ、釣りに行かれる方が、よく使うようなものですわね」
大前と菱野の目に留まったのは、いかにも流行ってなさそうな貸しボート屋だった。
この一帯は交通の便が悪く、このあたりに好んで釣りに来る観光客がいるとは思えない。
おそらく、地元の釣り人を相手にしている、ささやかな商売なのだろう。
大前「そうだな、ちょっと借りて、海に漕ぎだしてみようか?」
菱野「ええっ!?(ふ、二人っきりで夏の海の上……ロマンチックかもしれませんけど、だ、大胆ですわ)」
自分の水着が中学生にしては大胆過ぎることを棚に上げる菱野だった。
もっとも、水着を選んだのは飯地なのだが。
大前「嫌かな?」
菱野「いいえ、お、お願いしますわ……」
大前「じゃ、決まりだね。すいませーん! 一艘借りてみたいんですがー!」
ボート屋のおやじ「あいよー……二時間で1000円ね」
大前(安っ。経営成り立ってるのかな、この店……)
ともあれ、ボートを借りることには成功した。
オールを持ち、ボートを海へ浮かべると、不思議とワクワクするものがこみあげてくる
おまけに、その同乗者が見目麗しい美少女となると、まるで自分が冒険小説の主人公にでもなった気分だ。
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0ch BBS 2007-01-24