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【どん底からの】キャプテンEDIT2【出発】
[955]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/03/29(月) 07:44:54 ID:ok/448qo
〜大会三日前・鳴紋中学校長室〜
やす子「失礼します」
普段とは違う、大人らしく行儀の良い声音で挨拶し、入室する。
室内は、重苦しい雰囲気で包まれていた。
部屋の主である校長。その片腕である教頭。PTA会長。市の教育委員長。居並ぶ重鎮が、入室した飯地を睨みつけている。
校長「飯地くん。今回呼び出された用件だが、分かっているだろうね?」
やす子「はぁ。……とんと分かりませんわ。急なお召でしたし」
PTA会長「若い女性らしいですね。厚顔ですこと」
教育委員長「まったく、これだから最近の若者は――」
教頭(い、胃が痛い……)
悪意の籠った視線が殺到する。
だが、飯地にとってはカエルの面になんとやらである。
やす子「それで、ご用件を承りたいのですが?」
校長「ふん。分かっていない訳はあるまい。我々が君を呼び出す理由など、一つしかないだろう。サッカー部のことだ」
ロマンスグレーの七三分けを苛立たしげに弄りながら言う校長。
教育委員長「先立っての夏の大会での無様な負け方。アレには不興を抱くものも多くてね?」
PTA会長「まったくです。たった一人の怪我で、こちらより一人少ない相手にあれだけの負けを喫するなんて……」
教頭「か、関係各位では、き、君の責任論も持ち上がっているのだよ」
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0ch BBS 2007-01-24