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【野望】小田Jr.の野望10【新たに】


[914]小田ジュニアの野望@人気投票開催中:2010/03/27(土) 18:10:58 ID:r4qbvMMk
ジュニア消滅?→知力8+829=837

801〜900 自らの存在をかき鳴らす事で自我を保っていた。

『個』を満たす条件というものは実のところ一つではない。確かに『他』がなければ『自』は存在しない。
ならば単体で完結した『自』は『全』であるというのだろうか?答えは否。世界とは『個』の集合体であり、
『個』と『個』は同一ではなく互いに互いを完全に理解しえることなど決してありえない。
故に『個』は『全』でありえることは決してないのだ。
そして、『全』でないということは『自』のほかに『他』があるということ。

そして、ジュニアは気づく。自らにとっての『他』とは『虚』であるということ。
『虚』とは『無』ではない。見えず、反応せず、触ることも話すことも出来ない。しかし、そこは
自らの存在ではないものだ。もし、ジュニアにある程度の才能があれば、自らを神として自らの
一部を切り落とし、そこに新たな世界を作り出すことも出来たであろう。しかしそこまでの
成熟を知らない小田猛は何もない空間にただひたすらに自らの存在を訴えかける。反応はない。
しかし、自分が意思を持っているということ自体が『個』として証明である。故に猛は何も起きない
その場所で詩をうたう。誰にも聞かれない誰にも知られない自分だけの詩を。

運がいいことに詩はとめどなく流れる。そもそも疲れというものすらない世界だ。今まで生きてきた
10年のその全てを謳いきるには10年はかかる。それでも何も変わらなければ2番を謳えばいいだけだ。
そう気づいた時に世界は変わる。誰にも見られることのない花は咲いていないのと同じではないのか?
この疑問は観測者を持たないジュニアはどこにもいないのと同じではないかという疑問と同じである。
そしてその答えを見つける。


0ch BBS 2007-01-24