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【ガッツは】ファイアーモリブレム14【寝て増やせ】


[214]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/19(金) 13:53:33 ID:???
実はビクトリーノがいち早く高く跳躍できたのには訳があった。
ダ・シルバの肩を台替わりにして反動を利用して飛び上がっていたのである。
ダ・シルバはその反動に耐え切ることができずバランスを崩して転倒する。
そして、隣で競り合っていたシーダの方へと倒れこんできたのであった。

シーダ「え?や、やだ…ちょ…」

グラァ…

シーダ「いやあああああああっ!?」

ボグギャッ!

ダ・シルバ「メポゥ!?」

女性としての防衛反応が咄嗟に出てしまったのか。
シーダはダ・シルバを押し返すような強烈なショルダーチャージを浴びせてしまったのである。

そして、運の悪いことにシーダのこの行動だけが審判の目に入ってしまい反則の笛を噴かれてしまったのだ。

ピイイイィィィィィィィィィッ!

シーダ「あ…ああ…そ…そんなァ………」

人によっては、可憐な彼女の恐怖と絶望に染まっていく顔に、ある種の悦びを覚えるであろう。
だが、シーダ本人にはこの大事な時間帯で反則を犯してしまったことに身が切り裂かれる思いでいっぱいであった。

シーダ「(どうしようどうしようどうしよう。私のせいで……私のせいで……)」


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