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1- レス

【ガッツは】ファイアーモリブレム14【寝て増やせ】


[432]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/26(金) 22:12:55 ID:???
正義のとーぞく→  スペード6
>ハート・スペード→「……しかたねぇ。これもレナさんにいいところを見せるためだ!」(助けに行く!)

ジュリアンはアカネイア同盟軍の仲間になる前はサムシアンの盗賊の下っ端だった。
金品強奪や人身売買、ときにはもっと酷いことに手を染めてきたこともあった。
そんな彼の汚れきった心を洗い落としてくれたのが、彼が心から愛してやまないシスターレナである。

ジュリアン「(俺みたいな盗賊が、聖女のようなレナさんに近づこうと思っていること事態、間違ったことなのかもしれない)」

ジュリアンはふと、当時のことを思い出した。サムシアンに囚われたレナに食事を届けようとしたある日のことである。

ジュリアン「(あれは確か、レナさんが牢屋の蝋燭にお祈りしていたときだったな……)」

昨晩から渡されていた食事や水にも手をつけず、一心に祈りの言葉を蝋燭へとささげている。
ジュリアンは、その蝋燭がぼんやりと女神の像に見えてくるほどだった。

その祈りをささげる横顔は、まさに天使であった。その何の見返りも要らぬ献身さがあふれ出る
穏やかで、柔らかな微笑みをみたジュリアンは決心したのである。
違う。彼女はこんな蝋燭じゃなく、もっとちゃんとした女神様を祈らせてあげなくちゃいけないんだと。

ジュリアン「(それからだ。俺からしてみれば異国の言葉にも近い、お祈りの言葉を真似し始めたのは)」

レナに気付かれないように。彼女が見えるギリギリの物陰から、彼女と同じ言葉をジュリアンは小さく復唱していく。

ジュリアン「(深い意味なんてサッパリ理解できなかった。でも、こんな俺でも一つだけ気付けたことがあった)」

彼女の隣で祈りの言葉を呟けたのなら、きっと本当の意味が理解できるのだろうと。

ジュリアン「(あの日、俺はレナさんをサムシアンの連中から連れ出そうと決心したんだっけな)」
      彼女の横に並ぶには、もうこの汚れた手では遅すぎるかもしれないけれど。
      俺は彼女を牢屋から連れ出す前に、これでもかと言わんばかりに冷たい水で汚れという汚れを洗い落としたんだ)」


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0ch BBS 2007-01-24