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【ガッツは】ファイアーモリブレム14【寝て増やせ】


[631]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/06(火) 20:29:02 ID:???
一方その頃。グルニアの戦車隊を戦場へと配置し、陣頭指揮をとっている一人の若い男がいた。
その煌びやかな金髪は日光の輝きの反射を受け、小麦のように輝きを放っている。
その端正な顔立ちは、どこか貴族を思わせるほどのものであったが、
彼の肩当てに無数につけられた多くの傷が、彼が歴戦の傭兵であることを物語っていた。

ギガッシュ「アストリアどの〜。この『ストーンヘッジ』部隊はどこに配置すればいいんでしゅか?」

アストリア「ああ、それならばもっと左だ!そう、そこの崖の近くが適している」

ギガッシュ「了解でしゅ!」

アストリアと呼ばれたその青年は、太陽のような存在感を現しながら部隊に指示を出していた。

ベック「しっかし、アストリアの旦那は張り切って仕事してるんだな。この国の近衛兵なのか?」

アストリア「いや、俺はただの流れの傭兵だ。……国を追われ、職も、主君も失った俺を雇ってくれたのがこの国の領主だっただけさ」

ギガッシュ「ふ〜ん。そのわりには、まるで騎士のような立派な立ち振る舞いでしゅね」

ベック「そうなんだな〜。まるで王宮の騎士様みたいでかっこいいんだな〜。おいら達みたいな平民上がりとは比べ物にならないんだな〜」

アストリア「……王宮の騎士、か。そんな立派な肩書き、俺なんかに相応しくないよ。ははっ」

自虐じみた表情を下に向け、アストリアは寂しく笑った。

ギガッシュ「………?」

ベック「(なにか訳がありそうなんだな……)よかったら、おいら達に相談してみるんだな。
    戦いの前にそんなしょぼくれた表情だと、先行き不安なんだな〜!」

純朴で和やかな笑顔を向けてくるベックに、アストリアは一瞬躊躇したが、ゆっくりと自分の生い立ちを語った。


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0ch BBS 2007-01-24