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【燃える虫姫】幻想のポイズン30【焦る秋神】
[35]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/03/19(金) 21:25:34 ID:???
しばらくどちらも何も言わないまま、静寂が反町の部屋を包み込み……。
反町は目を泳がせながらも、眉を顰めて穣子の顔を見つめ。
しかし、穣子は顔を伏せつつも何かに耐えるようにしてぎゅっとスカートを握り締め震えている。
何を言ったらいいのだろうかと、反町はしばし迷うのだが……。
とにかく、いつまでも黙っていてはいけないだろうと考え、その口を開く。
反町「……どうして、って聞いていいか?」
穣子「………………」
反町がその言葉を呟くと、穣子は一瞬だけビクりとしたように反応してみせ……。
更にスカートを握る手の力を強めつつ、重々しくも口を開いた。
穣子「……私じゃ、あなたの力になれないから」
反町「…………」
穣子「私じゃ、あなたの役に立てない……」
言葉を吐く度に、事実を口にする度に、穣子の表情は歪んでゆき……。
やがて穣子は鼻声になりながらも、ぽつりぽつりと話し始める。
最初に穣子が危機を覚えたのは、ヒューイが急激な伸びを見せるようになってから。
前々からタックルが得意だったヒューイであるが……ある日を境に、まるで人が変わったかのように急成長。
それでもまだ、パスカットが自分にはあるのだから大丈夫だろうと高を括っていたが……。
レティの加入によりチルノのブロック技は更に強化をされ、そのレティ自身も穣子以上に強く。
妹紅も高い空中戦の能力とタックル能力でほぼ毎試合、DFかボランチとして起用をされている。
こんな状況では、穣子が自分がまるで役立たずでしかないと認識しても仕方ないのだが……。
反町「そんな事は無い、お前も言ってるようにパスカットはお前が一番上手いんだ。
パサーが多いチームと戦う時はお前の力が必要になるだろうし……」
穣子「でも……全幻想郷には、きっと選出されないわ……」
反町「!?」
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0ch BBS 2007-01-24