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【燃える虫姫】幻想のポイズン30【焦る秋神】


[82]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/03/20(土) 19:43:20 ID:???
泣きながら、呟く穣子に対して反町はあくまで厳しい顔を作りつつ首を横に振る。
確かに、今の反町ならば……この幻想郷に来た当初。
或いは、もっといいチームに入れていたかもしれない。
だが、それではここに来た当初に紫にお願いをされた目的も遂行は出来なかっただろうし……。
何よりも、そもそもの反町にはそこまでの力はついていなかったのだ。

反町「俺が力をつけられたと実感をしたのは……ここに来てから、練習を続けたからだ。
   もしかしたら……大切な出会いとか、貴重な道具を手に入れるとか、遊びの部分を避けたかもしれない。
   だけど……それでも、練習を続けた結果がここにあるだけなんだ。
   ……穣子達は最初、俺を外からの助っ人だと思ってたかもしれないけれど、そんな事は無いんだ。
   外の世界じゃ、俺は大した事無い、いてもいなくても差し支えない選手だったんだよ」
穣子「嘘よ……」
反町「本当だよ。 なんなら、今度三杉にでも聞いてみればいい」
穣子「………………」
反町「俺は別に才能に恵まれてた訳じゃない……ただ、ずっと鍛え続けてきただけだ。
   勿論、時々凄く伸びたと実感した時はあるけど……それと同じくらい失敗もあった。
   だから、諦めなければ俺くらいの奴には誰だって多分なれるんだよ」

反町は自分を、あくまでも凡才だと認めた上で言う。
力が無いから、無かったからこそ自分の武器を極限まで鍛え上げた反町。
かつては騒霊楽団のメルランにも劣る程だったシュートの威力は……。
今では紅魔スカーレットムーンズのレミリアすら凌駕する脅威の威力へと変貌していた。

反町「諦めなければ、それくらいにだってなる事は出来る筈なんだ。
   ……だから穣子、一緒に練習しよう」
穣子「あんたって……本当に、凄いんだか凄くないんだかわからないわ……。
   普通、誰だって自分のレベルに到達する奴は早々いないって言うわよ?」
反町「そうだな……森崎たちなら、多分そう言うんだろうなぁ……」
穣子「?」
反町「いや……何でもない」


0ch BBS 2007-01-24