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【燃える虫姫】幻想のポイズン30【焦る秋神】


[960]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/02(金) 21:30:30 ID:???
こうして前半が終了すると同時、佐野はすぐさま自陣のベンチへと戻る。
何せ先ほど反則をした時から常にじんじんと鼻が痛んでいたのだ。
備え付けられていた救急箱を取り出し、白蓮に手伝ってもらいながら手当てを施し……。
鼻の頭に絆創膏を貼ったところでようやく人心地をついた。

佐野「ふー……落ち着いた落ち着いた」
魅魔「何が落ち着いただい、馬鹿っ!」
佐野「あてっ!?」

ゴチン!という音を立てて佐野の頭にたたきつけられるステッキ。
思わず涙目になりつつ佐野が視線を情報へと向けると……そこには厳しい顔をした師匠――魅魔の姿。
そして、背後にはどことなく居心地の悪そうにしているメンバーの面々がいる。

魅魔「まったく、なんて体たらくだい……散々攻められっぱなしでこっちは一度もシュートまで持っていけてないじゃないか。
   私の見立てじゃ少なくとも互角以上には戦える相手のはずなんだよ?」
椛「め、面目ねぇッス……」
魅魔「……とはいえ、今更過ぎた事を言っても仕方ないのは私だってわかっている。
   少なくとも、今はまだ0−0で引き分けてるんだからね。 勝ててはいないが負けてもいない。
   要はここから勝利を手繰り寄せる事さえ出来ればいいんだ」
佐野(……ところでお師匠、すっかり監督っぽくなっちまってんなぁ)

元々は佐野の専属コーチというものに近しいものだった魅魔。
しかしながら、今ではすっかり命蓮寺チームの監督のようなものにすっぽり納まってしまっている。
思わず佐野は突っ込んでみようかと思うのだが……またややこしい事になりそうなのであえて黙っておくのだった。

佐野(何だかんだで上手くいってるっぽいしなぁ。 白蓮さんや星さんなんか真剣に話聞いてるし……)
魅魔「という事で、まずは後半に向けて前半のおさらいだよ。 佐野、前半を戦って気になった事はあるかい?」
佐野「え!? そ、そうッスね……」


0ch BBS 2007-01-24