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【ジノとルーベン】キャプテン三杉3【体育座り】
[824]キャプテン三杉:2010/05/11(火) 13:11:10 ID:???
本当のところ、三杉の心には“自分が囮になるべきかも知れない”という思いが2割ほど占めていた。
イスラスの能力と器はそれほどに大きく、絶対に勝てる確信を三杉は持っていなかった。
心臓病と長期リハビリが生んだかつての弱い自分、チャレンジ精神の欠如が不意に襲ってきたのである。
だが、彼はそれでも“必ず勝つ”とハッキリ口に出した。
彼は自分に代わりメンバーの戦意を支えてくれた中山の戦いに応えたかったのである。
その思いが彼に、イタリア最初の夜に決めた事・・・“目の前に高い壁があるならば、
この身体を存分に使って乗り越えてやろう”というあの日の初心を思い出させたのである。
チームメンバーの中に、三杉のこの葛藤に気付く者は誰もいなかった。
だが、アンザーニ・・・彼だけは分かっていた。
人が持つ心の弱さと、それを乗り越える強さ・・・
この白髪の老監督だけが理解していた。
アンザーニ「力を恐れないのは、ただの蛮勇。力を怖れるのは臆病者。だがミスギくん・・・
キミは力を恐れてもなお、向かっていく心の強さがある。それがこそが勇気。
キャプテンとして、仲間を・・・チームを支えていくのに最も重要な力だ。
勝てますよ、このチームは。ミスギくん、キミがキャプテンなのだからね。」
誰も居なくなった控え室で、アンザーニは独り言のように呟いていた。
※一旦ここまで。ちょっとしたフラグが立ちました。場合によっては何もなく消滅します
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0ch BBS 2007-01-24