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【ジノとルーベン】キャプテン三杉3【体育座り】


[986]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/05/17(月) 17:44:34 ID:???
ヘルナンデスにとって国際大会は苦い思い出しかなかった。
フランス国際Jrユースでの歴史的予選敗退…今でも鮮明に思い出せる屈辱の記憶である。

大会の後、何よりも勝敗を重んじる国民達は、ヘルナンデスを戦犯として責め立てた。
この代のアズーリは恥知らずだ、黄金はメッキだった、カテナチオは失われた、と…
しかしヘルナンデスは堪えた…一片の言い訳もせず、その評価を受け入れたのだ。

ヘルナンデスは、この評価を覆すのに言葉は無力であると知っていた。
そして、恥辱を叩き返すのは正しい場でなければいけない事を知っていた。
そして、その場は来年遂に訪れるのだ。

ワールドトーナメント…ヘルナンデスはその大会の為に牙を磨き続けていた。

ヘルナンデス「ふう…いけないな、また入れ込んでしまっている。
GKは常に冷静に、中庸に…そう決めているんだが…。」

ヘルナンデスは頭を振って試合に目を戻す。
ローマの選手がまたもパスカットを決めるシーンだった。
このローマに対しても、ヘルナンデスは何となく対抗できる予感がしていた。

ヘルナンデス「どんな魔法を使ったかは判らないが、ローマの選手達は相手の動きを高確率で
読んでくる。しかし、個々の技術はそこまで圧倒的には見えない…それならば、相手の読みを
上回るドリブルで突破してしまえば良い…シンゴならそれが可能な筈だ、なにしろ…」

クス…
思い出し笑いが漏れた。


0ch BBS 2007-01-24