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【これで安心】森崎が幻想入り 11話目【ポスト神】


[396]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/04/14(水) 23:29:13 ID:NMJ8sskw
その姿は森崎と同じように汗に濡れてはいるが、近くに立っていても嫌悪感は全く感じない。
それどころか、濡れた瞳や頬や首筋に張り付いた髪が、なんとも言いようのない扇情的な雰囲気を醸し出していた。

幽香「……とりあえず、約束は果たしたわよ。チームメイトに対しては最低限友好的に。そういう約束だったわよね?」

森崎「ん? ああ、そうだったな」

頷く森崎。チームメイトと最低限友好的に、というのは幽香をチームに加える際に森崎がつけた条件。
確かに、今日の練習での様子を見るに、今のところその約束は果たされていると言えた。

幽香「ええ。私は約束を守った。……ここまでさせておいて一回戦負けなんて承知しないわよ」

森崎「(ここまでって、そんなに大変なことか……?)当然だ。お前達が点をとれば、その分キッチリ守ってやるさ」

呆れながらも、しっかりと約束する森崎。
どう考えても、半ば押しかけるようにして加入した幽香が言う台詞ではないのだが……そういう性格ということで諦めるしかないのだろう。
森崎は、だんだんと変人ばかりの幻想郷での処世術を理解してきていた。

幽香「……なら良いわ。それじゃあ、私は少し休むから」

幽香はそれだけを言うと、くるりと森崎に背を向けてコートに据え付けられているベンチの方へ歩いていった。

森崎「(一体何だったんだ……? いや、そういえばアイツ、萃香に復讐しようと躍起になってるんだったか……。
   ……となると、もし万が一博麗連合に当たる前に負けたらアイツの八つ当たりの矛先はこっちに向くのか?
   あんまり考えたくはない未来だな……)」



0ch BBS 2007-01-24