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【これで安心】森崎が幻想入り 11話目【ポスト神】


[984]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/18(火) 00:45:07 ID:HzutRiT6
………………

レミリア「ちょっ、ちょっと! なんであの女が出てくるのよ? ここは私の美しさに森崎が一目惚れするシーンのはずでしょ?!」

パチュリー「そこまでは脚本にも書いてないけど……確かにおかしいわね。
      脚本では、風見幽香は最後まで名前しか登場しないはずなのに……ゲホッ。まさか、私の魔法が妨害されてる?」

レミリア「妨害って、ここにパチェ以上の魔法の腕を持ってる奴なんて……ッ?!」

何かに気付き、愕然とした表情を浮かべるレミリア。だが、その時にはもう全てが遅かった。



幽香「(くっくっく……乗っ取り成功。隠蔽にばっかり気を取られてたのが災いしたわね、動かない大図書館さん?)」

レミリアとパチュリーが屋根の上で騒いでいる時。幽香は一人、自分の部屋で満足気な笑みを浮かべていた。

彼女の部屋は森崎の部屋の真横である。鋭敏な彼女がそんな至近で使われた魔法の気配を見逃すはずはない。

幽香「(まぁ、それでも魔法自体は大した隠蔽だったけど。屋根の上にあんなに大きな気配が二つもあったら流石に……ねぇ?)」

常日頃は積極的に使おうとはしないが、彼女はとある切っ掛けから魔法を学び始め、
結果的に「究極の魔法」を扱えるまでになった魔法の達人でもある。

無論、正面からやり合えば結果は分からないが……
少なくとも、無警戒のパチュリーから不意打ちで魔法の制御を奪う程度の芸当は造作も無い事だった。

幽香「(さぁて、折角だし……少しからかってやろうかしら)」

………………


0ch BBS 2007-01-24